通販でカシミヤコートを購入するなら毛皮アイテムの専門店「ハヤシグチ」へ!!
通販ショップ「ハヤシグチ」は、高級毛皮アイテムを取り扱っている毛皮専門店です。寒い季節に大活躍のカシミヤコートは、肌触りや色合いが良く、5年、10年と長持ちしてくれます。ここでは、そんなカシミヤコートの魅力をお届けします。
カシミヤコートの基礎知識
カシミヤとは?
カシミヤとは、カシミヤ山羊から採れるニット素材です。カシミヤの有名な生産地には、モンゴル、イラン、ロシアが挙げられます。軽くて柔軟性の高い細い繊維が特徴のカシミヤは高級ニット素材で、冬は零下40℃以下、夏は40℃以上と言う、気候の寒暖差が激しい山岳地帯で育てられたカシミヤ山羊からしか、カシミヤの毛を採取する事ができない希少性の高い素材になっています。
このように、過酷な環境の下で育つカシミヤ山羊ですが、毛を収穫する際も一般的な羊の毛を刈るように簡単刈る事ができません。カシミヤ山羊の毛と言うのは、表面のゴワゴワした長い剛毛、内側の産毛、これらの2種類に毛が分かれています。
基本的にセーターやコート等に使用されるニット素材には、カシミヤの産毛が使用されています。産毛は、硬くて長い毛の間に隠れて生えている為、丁寧に時間をかけて刈られるので多くの労力を要します。
採取されたカシミヤの産毛から品質の悪い毛を取り除くので、カシミヤ山羊一頭から採れるカシミヤの量と言うのは、約150g〜200g程しかありません。なので、カシミヤの希少価値はとても高く、また、産毛の長さや太さを基準に素材もランクがあり、各ランクによって価格も異なります。
カシミヤコートの特徴とは?
肌触りがとても滑らかで柔らかい
カシミヤコートの素材が滑らかで柔らかい理由には、3つの要素が挙げられます。
- ① 素材の繊維が細い
一般的な羊毛の平均直径は19~24マイクロンなのに対し、カシミヤ繊維の平均直径は14~16マイクロンなので、一般的な素材に比べて繊維が細くしなやかで肌触りも滑らか、チクチクする事がありません。
- ② 素材の刺激が少ない
- 繊維表面のキューティクルがまばらになっており、突起が小さい点です。キューティクルが多かったり大きかったりすると、皮膚への刺激の原因になるのですが、カシミヤはまばらなので刺激が少なくなっています。
- ③ 油脂成分の効果
- カシミヤに含まれている油脂成分が繊維表面を覆っているので、その効果でカシミヤ独特の滑らかで柔らかい素材の風合いが生み出されています。このように、カシミヤは繊維自体に肌触りの良さがある素材になっています。
しかし、コートにした際の肌触りの良さの理由には、また別の3つの要素が挙げられます。 - ① 生地の伸縮性
- カシミヤ繊維は、一般的な羊毛と繊維の強度は変わりませんが、伸縮率に関しては40%以上も伸びがあります。この伸縮性こそがカシミヤ生地の柔軟なしなやかさになっています。
- ② 生地の密度
- カシミヤは適正な密度を保って生地が編まれているので、摩耗にも強く、表面毛羽立ち、毛玉も起こりにくくなっています。なので、見た目の風合いも良く、美しい仕上がりが特徴です。
- ③ 繊維損傷させないコート作り
- 繊維がとてもデリケートなカシミヤは、特別な加工技術と繊細な注意が必要です。カシミヤコートを作る過程では、低温染色技術が行われていたり、科学的柔軟剤等を一切使用せずに作られていたり、カシミヤ繊維を損傷させない加工技術が行われています。なので、自然素材ならではの風合いが生み出された仕上がりになっています。
保温性にとても優れている
カシミヤコートが保温性に優れている理由には、3つの要素が挙げられます。
- ① 繊維が細い
カシミヤが保温性に優れているのは、繊維の空気に秘密があります。カシミヤの繊維の太さは、他の繊維と比較しても非常に細い特徴を持っています。その繊維を数値で表すと、カシミヤは約14~16マイクロン、モヘアは約30~50マイクロン、羊は約20マイクロンとなっており、この事からも繊維がいかに細いかが分かります。繊維の細さと言うのは、同じ太さの糸であっても繊維が細い程、多くの繊維で束ねられた糸に仕上がるので、それだけで肌触りも大きく変わってきます。
- ② 繊維の熱伝導率が低い
- カシミヤはクリンプと言われる縮れ毛状になっているのですが、クリンプ状で繊維が細いカシミヤは複雑繊維同士が絡み合っているので、熱伝導率の低い空気を沢山繊維に抱き込む事ができます。なので、カシミヤコートは外気を遮断して放熱を抑えるので、軽くて保湿にも優れているのです。繊維自体の熱伝導率は、カシミヤは約0.9、シルク約1.2、綿約1.5、ナイロン約6となっており、数値が低い程保温性が高いので、カシミヤは保温性にとても優れています。
- ③ 公定水分率が高い
- カシミヤの動物繊維の表面には基本的にキューティクル構造があります。このキューティクルが開閉する事で、空気中の水分を吸収したり排出したりするので、適度な湿度を保つ事ができます。これは、天然繊維で作られているカシミヤコートならではの特徴で、化学繊維にはないメリットです。公定水分率を数値で表すと、カシミヤ約15%、シルク約12%、綿約8.5%、ナイロン約4.5%となっており、数値が高いほど吸湿保温性が高いのですが、この事からもカシミヤの高い吸湿性が分かります。
糸に艶と光沢があり品のある素材
ニット生地と言うのは、表面が凸凹していると光乱反射で光沢が無くなるのですが、表面が滑らかでフラットであると光が綺麗に反射して光沢感が出ます。カシミヤの繊維は、獣毛繊維の中でも特に綺麗なキューティクル形状をしている為、糸に艶と光沢があります。しかし、カシミヤ繊維はとてもデリケートな素材なので、損傷も受けやすいので丁寧に取り扱われています。カシミヤコートには、繊維の潤いがあり滑らかな状態になっているので、いつまでも美しい艶やと光沢感の風合いを楽しみながら着用する事ができます。
カシミヤコートを長持ちさせるお手入れ方法とは?
- 室内ではコートを脱ぐ
保温性が高く寒い季節も暖かく過ごす事ができるカシミヤコートですが、コートを着用した状態で屋外から屋内へ行くと汗をかきます。屋内と言うのは、湿度も高くなっているのでカシミヤコートの生地が湿気を吸収して、乾燥した屋外へ出たさいに生地がよれて型崩れしやすくなります。また、コートを着用したまま座っていると生地が伸びたり、摩擦で毛玉になったりするので、できるだけ暖かい室内ではコートを脱いで保管するようにするとコートが傷まず長持ちします。
- ブラッシングでお手入れ
- カシミヤの滑らかで柔らかい素材の質感を保つ為に、出かけた後にコートをブラッシングしてあげるのがポイントです。そうする事でカシミヤの持つ艶を取り戻す事ができたり、毛玉ができにくくなったりします。初めに繊維に逆らうようにブラッシングして、次に繊維の流れに沿ってブラシをかけるのが、ブラッシングのコツです。襟やポケット等、細かい部分も丁寧に優しくブラッシングします。ブラッシングする事でカシミヤコートを状態の良いまま保管する事ができます。
まとめ
カシミヤコートは、軽くて、暖かくて、肌触り滑らかな、人気の高いコートです。カシミヤコートは着用し続ける事で、「さらに生地に柔らかさが出てきて良い状態になる」と言われています。このように天然繊維のカシミヤコートは、味わい深く変化する風合いも楽しみながらオシャレを楽しむ事ができます。長く着用する事ができるので、豊かに年を重ねていけるアイテムな所も魅力の一つです。是非、コートの購入を検討されている際は、毛皮専門店ハヤシグチさんで色々なカシミヤコートを見てみて下さいね。
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